40過ぎのオッサン日記

ちょっと変わった人間のひとりごとです。

オナ禁とやらを開始

おやおや?という題名だが、まず「オナ禁」とはオナニー禁止という意味である。

昨今、男性の草食化、若者が恋愛に興味ない、などと騒がれているが、その原因としてポルノ中毒、オナニーのしすぎ、が挙げられているのだ。

オナニーという言葉が何となく落ち着かないので、これからは自慰行為と言い換えよう。

『インターネットポルノ中毒』という本によると、ポルノを見ての過剰な自慰行為によって現実以上の刺激に興奮を覚えるようになり、実際の女性と接した際に興奮しないようになってしまう男性が増えているという事なのだ。

インターネットの興隆によって動画サイトが誰でも無料でいつでも閲覧できるようになった事で、より強く、より新しい刺激を、次から次へと受けられるようになった。

また自慰行為をする際も性器への刺激が往々にして強くなりがちであり、これも現実の性交と比べると刺激が強すぎる。これによって女性器に挿入した際に刺激が足りず中折れしてしまうという現象を生むことになる。それ以上になるとそもそも勃起しないという勃起不全も起こっているというのだ。

この現象はインターネットが広がってきた最近に顕著であり、先進国を中心に勃起不全に悩む男性が激増しているらしいのだ。

私も例に違わずその愚かしい罠にはまった一人であり、勃起不全には至らないまでも、現実の女性にあまり興味が無い、もしくは性交してもそこまで楽しくない、という症状が見られる。

またポルノによる過剰な自慰行為は男性ホルモンを減退させ、脳はアルコール中毒患者とほぼ変わらない状態になるらしい。これによってやる気の喪失、内向性の増加、ポルノへの依存、集中力や記憶力の減退が引き起こされる。これも該当した。

また自慰行為によるホルモンの変化によって、体臭が臭くなる、ヒゲが濃くなる、といった症状も現れるようなのだが、若干当てはまる感も無くはない。加齢のせいなのかは不明だが。

逆に言えば自慰行為を禁止する事で中毒症状からの脱出、男性ホルモンの回復、強烈な肉体的な刺激からの解放を実現でき、それによってやる気が出て活力が湧き、仕事が捗るようになり、女性からモテて、現実の女性と交わる事に悦びを感じられるようになり、現実的な悦びを増やすことができるのだ。

ひとまず男性にとってはいい事尽くめなのでやってみる事にした。私は酒も飲まないし、タバコも吸わない、ギャンブルもしない人間だったので、安心していたが、まさかポルノで中毒症状を起こしているとしたら…、と暗澹たる想いである。想像していなかった。

しかしながら仮に今の体調が中毒状態であるならば、ここから変わっていく様を特等席で体験することができるかも知れないのだ。これはかなりワクワクする内容である。

さてさて、かといって中毒症状から脱するのはなかなか大変なことではある。どれだけ続くのかはお楽しみである。